クリーンルームで使用する清掃用品は、ホームセンター等で購入しても良いのでしょうか。

アセトンやテレピン油のような溶剤はホームセンター等でも購入することは可能ですが、お勧め致しません。ホームセンター等で販売されている溶剤は、クリーンルーム清掃に要求されるレベルにまで精製されていませんので、それらの溶剤を使用した場合、溶剤が蒸発した後、目に見える残留物が残る場合があります。

アセトンやテレピン油を使ったクリーニング

アセトンやテレピン油は、接着剤やその他の汚れを取り除く際、大変効果的な溶剤です。これらの溶剤をポリエステル・ニットワイパー、あるいは、不織布ワイパー(水流交絡によるポリエステルとセルロースから成る混合ワイパー)を使って塗布する場合があるかもしれません(どちらのワイパー素材においても、アセトンやテレピン油の使用が可能です)。しかしながら、できればこのような清掃はクリーンルーム外で行うことが好ましいでしょう。最終ステップとして、アセトンやテレピン油によって残ったNVR(不揮発性残留物)は、IPA(イソプロピルアルコール)を希釈した溶液で拭き取ることが必要です。

繰り返しますが、これらの溶剤は、最高の純度を確保し、最少の残留物に留めるために、実験用品業者から購入することをお勧めします。

アセトンとテレピン油をクリーンルームに持ち込まない

繰り返しますが、アセトンとテレピン油はクリーンルーム内の清掃には適しません。クリーンルーム内では、発塵、NVR(不揮発性残留物)、イオン汚染物質等を取り除くために、定期的な(通常、各シフトごと、もしくは最低1日1回)清掃が必要です。ワイパーに使用する一般的な洗浄溶剤は、IPAを純水で希釈したものです。清掃後には、いかなる残留物も検出されてはいけません。

アセトンは純水と完全に混和させることができますが、クリーンルームの清掃溶液としてIPAの代替にはなりません。アセトンは引火性が高く、室温でもIPAの6倍の蒸気圧があります。つまり、多くの場合、清掃を実施する前にアセトンのほとんどは直ぐに蒸発してしまいます。さらに、作業者は、アセトンが発する高レベルの刺激性蒸気にさらされることになります。またアセトンは、IPAよりも多くのNVR(不揮発性残留物)を残します。

油性塗料を薄める能力でよく知られるテレピン油は、クリーンルームの清掃溶剤にはあまり適していません。水に溶解せず、極性残留物(塩等)を除去できないことに加え、不快な臭気、高レベルのNVR(不揮発性残留物)を残します。

• 関連記事 “クリーンルームの洗浄に漂白剤を、いつ、どのように使用するのが効果的でしょうか。”

クリーンルーム内の定期的な清掃には、IPA溶剤の使用をお勧めします。アセトンやテレピン油は、汚れがひどい場合に限定して使用することをお勧めします。

ご存じですか?

高清浄度が求められる環境の清掃とメンテナンスについては、多くのことを学んでおかなければなりません。高度なトレーニングを受けた当社の担当者が、お客様の用途に適した製品と使用方法をご紹介致します。

2014/09/18 17:25  |  ご存知ですか? バークシャーへのお問い合わせ 一覧へ戻る